2016年11月25日金曜日

左手の人生

ふと統合失調症について調べている時にこんな記事に出会いました。


統合失調症が治るということ

引用させていただくと

外科的治癒の代表的な例は、がんを外科的に切除することです。外科的な治癒というのは病前の状態の放棄であり、命と引き換えにその臓器がなくなってしまう治癒とも考えることができます。
内科的な治癒は病前の状態への回帰です。私は40歳のときから高血圧で降圧剤を服用していますが、薬を服用し続けている限り、私は39歳までの健康な状態に戻ることができます。
精神科的な治癒は、外科的な治癒―病前の状態の放棄でもなければ、内科的な治癒―病前の状態への回帰でもありません。病気の前の状態とは違うところへ帰って行くのです。

違うところへ帰って行く・・・具体的にはどんな風に帰っていくのか気になりました。

ある学校の先生が脳梗塞を起こして、右手が麻痺してしまった。非常に綺麗な板書をされていたのが、字が書けなくなってしまった。リハビリを勧めても、リハビリをしようとしない。しかしあるとき、教え子たちが見舞いに来て「先生が帰ってくるのをみんなで待っています」と激励したところ、先生はその日を境に左手で字を書く練習を始め、退院して教壇に戻ったそうです。

その後のことが書かれていました。
右手よりもはるかに下手な字ではあるけれども、彼は自分の人生と向き合い、もう一度教師として生きる道を選んで回復したのです。この右手ではない左手の人生、これが精神科的な治癒です。
身体の病気と同じ病気として考えるなら「治る」というのは、病気をしなかった自分が健康的に育ったイメージを持ったまま苦しむことになるんでしょうね。今の私です。
ところが、そういう必要もないのだなぁと。

最近物覚えが悪くなり、能力が一見落ちたように感じます。ところが、これが私の帰るべきところだったのかもしれません。
統合失調症の患者は一発逆転を狙いやすいとも別の記事では書かれていました。そうではなく、堅実に積み重ねる人生も大事だ、というのはわかる話しです。

ここ10年くらいで記事も研究もわかりやすくなりましたね。私も勉強をしなおす必要があるみたいです。そう、左手の人生を送るために。

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